シミ抜き

伊庭表装店の色紙、掛け軸、額装などのしみ抜き


シミにも色々な種類があります、茶色いポツポツと出るもの、雨のシミ、血や果物 ワインのシミ、
材質が紙もあれば絹地もあります。
単純にシミがおちる訳ではなく、水や各種薬品を使用します。
おちないシミもありますし、おちなくてもいいところがおちるリスクもあります。
いままでのところでは、失敗はありませんでしたが、明日失敗するかもしれません。
神様だけが知っているのでしょうが、運を天に任せてご依頼ください。
奥村土牛の色紙です
色紙全体に茶色のシミが出ていました
綺麗にシミが抜けました

 

禅宗の老師の作品でした
これも完璧にシミが抜けました
書や絵などの作品に茶色のシミが出ることがあります
湿気や化学反応で出てしまうようです
比較的綺麗にシミが抜けます
水を多用しますので水性のインクや筆ペン水墨画用の墨汁など
水で流れてしまう物は出来ません

 

 


掛け軸の再表装 掛け軸のしみ抜き

古い傷んだ掛け軸でした、当初掛け軸の再表装は無理だと
お断りしたのですが、失敗してもかまわないからとの依頼で
作業にかかりました。
ご覧のとおり大きく折れていて、大量の雨のシミが出ていました

シミを抜いて、折れを直した状態です

無事掛け軸が仕上がりました

掛け軸を太巻き棒で巻いている状態です

掛け軸の再表装と掛け軸のしみ抜きの完成です
太巻き棒付きの為桐箱も特注で太くなります

 

色紙短冊のしみぬき 掛け軸のしみ抜き 額のしみ抜き などが出来ます
しみ抜きの方法は色々なやりかたがあります
掛軸などのしみ抜きではどうしても裏打ちを交換して
掛軸自体も作り直さなければならない場合も出てきます
ケースバイケースですのでそのつど説明いたします

 

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